あるチャンネルが収益化しているかどうかを、YouTubeは公表していません。ただ、チャンネルや動画のページにはいくつかのシグナルが表れていて、それを組み合わせればかなりの精度で見当がつきます。どこを見ればよいか、それぞれのシグナルがどのくらい当てになるかをまとめました。
まず収益化の条件を押さえる
YouTubeヘルプによると、広告収益の分配を受けるには、次のどちらかを満たしたうえでYouTubeパートナープログラム(YPP)の審査に通る必要があります。
- チャンネル登録者1,000人、かつ直近12か月の公開動画の有効な総再生時間4,000時間
- チャンネル登録者1,000人、かつ直近90日間の公開ショートの有効な視聴回数1,000万回
つまり、最初に見るべきは登録者数です。1,000人に届いていないチャンネルは、広告が出ていても収益化している可能性は低いと考えてよいでしょう。
外から見える3つのシグナル
- 「メンバーになる」ボタン: メンバーシップはYPPに参加しているチャンネルしか使えない機能です。チャンネルページにこのボタンがあれば、収益化している可能性は非常に高いといえます。
- 動画の広告: 再生前や途中に広告が流れるのはよいシグナルですが、確定ではありません。YouTubeはYPP外のチャンネルの動画にも広告を表示することがあり、著作権の申し立てがある動画では収益が権利者に入ります。
- 動画途中の広告(ミッドロール)の位置: 8分を超える動画でミッドロールの位置が決まっていれば、その動画で広告が設定されている証拠で、動画前の広告(プレロール)だけより強いシグナルです。
見え方は見る側の環境にも左右されます。広告ブロッカーや視聴する国、同意の設定によっては、ほかの人には出ている広告が表示されません。手作業で確かめるなら、広告ブロッカーを切って動画をいくつも開くことになり、それなりに時間がかかります。
当サイトのツールで確認する方法
「収益化チェッカー」に動画URL、チャンネルURL、@ハンドルのいずれかを貼り付けてください。ログインは不要です。
動画の場合は、ページと一緒にYouTubeが送ってくる広告設定を読み取り、広告がオンかどうか、プレロールやミッドロールがいくつあるかを表示します。チャンネルの場合は、最近の公開動画数本の広告シグナルと「メンバーになる」ボタンの有無を合わせて判定します。結果は「収益化の可能性が高い」「収益化の可能性は低い」「判定できません」のいずれかで、信頼度と根拠になったシグナルも添えます。
限界もあります。
- 結果は確認した時点と地域ひとつが基準です。同じ動画でも、時間や国が変われば違って見えることがあります。
- 非公開、年齢制限、メンバー限定の動画はシグナルが見えないため、「判定できません」になります。
- 公開情報からの推定です。収益化を正式に確定できるのはYouTubeだけです。
確認するときのポイント
- 動画1本よりチャンネルのURLで確認するほうが正確です。複数の動画のシグナルをまとめて見るからです。
- 広告が出ていないからといって、問題があるとは限りません。テーマや設定で広告が制限される動画もあります。
- 収益化しているかどうかはチャンネルの良し悪しを測るものではなく、参考情報として見てください。